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[弁理士のお仕事 -ある金曜日-]
RA 五味飛鳥
【只今金曜日17:00】
机上には海外で権利化するデザインが5件載っている。出願期限は次の月曜。
カラーのCGデータを使う出願である。海外の代理人にはe-mailでデータを送ることになる。しかし、激しく重い。先方のサーバはこの重さに耐えられるのか。
【只今18:30】
スタッフから「メール送りました」との声が掛かる。確認すると1通10MB×5通。
そんなに重いのか。そして、なぜそんなに重いままで送ってしまったか。これでは受け取ったという返事が来ないことには帰れない。金曜なのに。
【只今18:45】
受付から内線あり。英国代理人から着信とのこと。困った。英国人は英語で話す。できれば出たくない。しかしスタッフだって出たくはないであろう。仕方がないので出る。曰く「アスカ、ファックスのオーダーレターは来たけど、メールは届いてないよ」。良かった。用向きは理解できた。と思ったが、ぜんぜん良くない。やはり届いていない。データを小さく分割して改めて送信し直す。
【只今19:00】
しかし、そもそも英国不達ということは香港も不達か?反応がないということはやはり届いていないのだろうか。電話で確認するか?また英語なのか?落ち着いてよく考えろ。電話をするのは避けたい。そうだ避けたい。
【只今19:10】
「来た来た、受け取ったよ!」。英国代理人から再度の着信。いい子だ。すぐに連絡をしてくるなんて、年末に緑茶を贈った効果だろうか。しかし、通信手段としてはできるだけメールを活用してくれ。メールがpreferだ。しかも、まだ香港がある。安心はできない。
【只今19:20】
香港からは、まだ反応がない。
【只今19:30】
香港からは、ちっとも反応がない。
【只今19:40】
仕方がない、腹を決めて電話をしよう。トゥルルルルル、ガチャ。「メアリー、月曜期限のデザイン案件についてメールを送ったけど、受け取った?」「見たような気もするわ」「すぐに確認して」「わかった。確認してすぐにコールバックする」「電話じゃなくてメールにして。メールがpreferだ」。腹を決めて良かった。待っていたら夜中になっていた。
【只今20:00】
香港からメール到達。「Received with thanks」。サンキュー。さて、飲みに行くか。と思ったら、携帯に妻からのメール。「あなたの息子にりんごジュースを買ってきて」。世界は繋がっている。オーケー、帰宅します。
(2008/01/17 update)
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