早稲田大学知的財産法制研究センター
サイトマップ お問い合せ ENGLISH

トップページ 設立の目的 組織・研究員 研究概要 研究活動 知財判例データベース ニュースレター

早稲田大学時計台
RCLIP
研究会実績・外国法制研究
開催イベント
研究概要
コラム
他のコラムはこちら

「特許電子図書館」

RC 加藤幹

 特許制度の目的は、いうまでもなく技術の保護、公開及び利用の促進である。こうした特許制度の目的に鑑み、現在の日本では技術の公開及び利用の促進のため、 (独)工業所有権情報・研修館により特許電子図書館が設置され、世界に向けて特許情報が発信されている。
 特許情報は専ら研究開発者等の専門家や企業が利用するものであると思われがちであるが、我々のような一般人とって有益なものがないでもない。そこで、特許電子図書館の簡単な利用方法を紹介したい。
 特許電子図書館(http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl)の「特許・実用新案検索」→「3.公報テキスト検索」を選択し、公報の検索を開始する。 公報種別は、「公開特許公報」と「公開実用新案公報」とを指定する。検索項目は「要約」を選択するのが具合が良いようである。
 ここで、例えば検索キーワードに適当な食べ物の名称を入力して検索すると、様々な料理を見つけることができる。 例えば検索キーワードに「揚げ出し」と入力して画面左下の「検索」ボタンを押下すると4件ヒットする。ついで「一覧表示」ボタンを押下すると、 揚げ出し卵豆腐という発明が表示される。揚げ出し豆腐ではなく揚げ出し「卵」豆腐。一度試食をしてみたいものである。なお、この発明は特許権の設定登録がなされているようである。
 「明太子」と入力して検索すると明太子入り椎茸の旨煮がヒットする。それなりに美味しそうである。「麦酒」で検索すると高麗人参入りビールがヒットする。青汁ハイのようなものか。 「煮豚」で検索すると煮豚の押し寿司がヒットする。煮豚は酢飯よりも熱々のごはんの方が合うような気がするが、どうだろうか。
 簡単な利用方法は以上であるが、特許電子図書館では「特許・実用新案検索」→「2.特許・実用新案文献番号索引紹介」から出願番号等に基づいて特許情報を検索することができるし、 意匠、商標に関する情報を取得することもできるため、特許電子図書館は知的財産権法を研究する者にとっても便利な存在である。 具体的には、裁判所ホームページ(http://www.courts.go.jp/)の「知的財産裁判例集」に併せて特許電子図書館を活用すれば、争訟の内容を容易かつ的確に把握することができる。
 知的財産権法の研究という観点からは、「知的財産裁判例集」において裁判例と係争案件の公報等とがリンクされたならば、なお一層便利になるであろう。 もっとも、研究が捗るかどうかはまた別の問題であるが。


(2007/05/17 update)

Copyright 早稲田大学COE<<企業法制と法創造>>総合研究所 知的財産法制研究センター All rights reserved.
| サイトマップ | お問い合わせ| ENGLISH |